値上げが続く電気料金、今できる対策をご紹介!
電気代が高騰しています。
2019年4月と2023年4月の電力量料金を比較しますとおよそ1.3倍~1.5倍となっています。
電気料金の請求額を見て驚かれたご家庭も多いと思います。
長野県内では電気料金が4人家族で4万円/月々を超えることもあります。
そして今後も値上げはまだ続く可能性があります。
そうした中、当事務所へも「リフォームで使用電気量を抑えることができないでしょうか?」とのお問い合わせがとても増えています。
実際に電気料金やお住まいの状況調査をさせていただくと、東御市・上田市・小諸市では月々を比較し12月~3月分の電気使用量が5月に比べ1万円~3万円高い傾向にありました。その原因は主に以下の項目が考えられます。
原因① 凍結防止帯の電気量
平成20年以前の建物は、外部給水の方式が多く外壁に沿って水道管を立ち上げている為に凍結防止帯が多く設置されていました。
外部給水管は古いお宅ほど露出部分が長い傾向があり、さらに増築により更に延長されているケースも多々見受けられます。
<対策>
・水道管を断熱材で覆い凍結防止帯の通電時間を短くする。
・水周りのリフォームの際に現状の新築住宅の施工方法と同じく屋内配管に切り替えることが出来る部分を配管し直し、凍結防止帯の長さを短くする。
原因② 建物の断熱性能が低く暖房の効率が悪い
窓開口部、床、外壁、天井など断熱性能が低いと暖房の使用時間がながくなります。
コタツや電気毛布などの熱源の多い物も長時間使用することになってしまいます。
<対策>
窓開口部は断熱内窓やトリプルガラスサッシへの交換により断熱効果が改善します。
それにより結露対策にもなり建物のいたみ防止に繋がります。
床・天井断熱は内装リフォームの際には床下や天井裏へ断熱材の設置が効果的です。
外壁の断熱は外壁の修繕の際にサッシ交換もあわせて検討することがお勧めです。
原因③ 旧式の暖房機器や暖房便座など省エネ性能が低い
旧式のエアコンや暖房便座は現行の物に比べ電気使用量に大きな差が出ます。
各ご家庭の建物状況と、住まい方に合わせた暖房機器の選択がとても重要です。
<対策>
暖房機の買い替えやリフォームにあわせて、それぞれの住まいに適した選択をする。
電気料金や原油の高騰により毎年のランニングコストにかなり差がでますので
建物や使い方に合わせた選択が重要です。
「住宅省エネ2023キャンペーン」
住宅の省エネ化を推進するためにあらたに3つの補助事業が創設され3月31日より申請がスタートしました。
参考)2022 こどもエコすまい支援事業事務局
https://jutaku-shoene2023.mlit.go.jp/
電気料金高騰への対策として
・断熱窓の設置
・床、壁、天井への断熱材の設置
・節水節電の便器交換
・保温効果の高い浴槽
・省エネ効果の高い給湯器への交換
等の省エネ化リフォームで最大275万円の補助を活用できます。
今回、かなりお得な補助事業となっています。
電気料金高騰対策の他にも省エネ化リフォームで我が家の住み心地が快適になります。
断熱性能の高い家にすることで、家の中の温度差を少なくしヒートショックでの体への負担が変わるのを実感いただけます。
断熱性能向上で夏涼しく、冬温かい快適な住まいを住宅省エネキャンペーンでお得にリフォームするチャンスです。
その他、せっかく壁や床を剥がすリフォームをするなら耐震補強もあわせて行うことでトータルコストも抑えられます。
槇の木一級建築士事務所では
電気料金高騰対策・省エネ化リフォーム・耐震補強リフォームの現地調査やご提案を無料でお受けしております。
建築士として、住まいの診断をし適切な対策をご提案させいただきます。
お気軽にお問い合わせください。
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